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4.終わりに
最近、「土のコロイド現象」3)という書籍が発刊された。これは、土をコロイド科学という観点から見直し、土壌を理解するベースとしてコロイドの安定性やレオロジーを位置づけることを試みている。今回のフミン酸と各種金属との複合体のゼータ電位測定や粒径測定も、土(フミン物質)をコロイド粒子として取り扱った測定例である。このようなサンプルは、今まで光散乱測定では測定対象物と見なされていなかったが、研究対象と成りうるサンプルであることが充分証明されたように思われる。
腐植物質、この物質は自然の循環サイクルとして生まれてきたものであるが、いまだ学術的に充分に研究されていないことを思うと、自然現象の奥深さは計り知れないものだと改めて考えさせられる。